硫化鉄生成実験で中学生が搬送された原因はなぜ?過去の事故例も調査!

ついこの前も広島で硫化水素実験で

生徒が体調不良を起こす事故があったばかりですが、

今日は長野でも、理科実験中に生徒が

体調不良を訴える事故が発生したようです。

中学校で行うレベルの実験なんで、

自分が中学生の時は完全に安全な内容だと

思っていたし、

こうも立て続けに事故が起こると、

10代のお子さんを持つ親御さんなら

自分の子の学校では大丈夫なのかと

気が気ではないのではないでしょうか?

ガスバーナーで火傷とか、そう言った事故なら

多少起こっても仕方ないのかな、と思いますが・・・

私も、美術の時間に段ボールカッターで豪快に

指を爪ごとカットして、

気を失いそうになったのを覚えています・・・

思い出しただけで痛い・・・;

さて今回の事故は、

硫黄と鉄を混ぜて熱を加え、

硫化鉄を作る実験の中で起こってしまったようですが、

どうして体調不良を起こしてしまったのでしょうか。

硫化鉄以外の物質ができてしまったことが

原因なんです。

それでは、詳しく見ていきましょう。

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硫化鉄生成実験の様子は?

事故が起こった際の実験条件ですが、

硫黄と鉄をアルミホイルに包んで、

ガスバーナーで熱していたところ、

生徒の気分が悪くなったそうです。

硫化鉄の生成実験は、通常どんな条件で

行うものかというと、

アルミホイルではなく試験管に、

鉄を硫黄を入れて、

ガスバーナーで熱するのが一般的かと思います。

ホイルに包んで熱するのと、

試験管に入れて熱するのと、

何が違うか、お分かりですか?

答えは、硫黄と鉄に触れる

空気(酸素)の量です。

ホイルの場合は、実際にどういう包み方をしたか

確認する事はできませんが、

きっちり密封できてないと

どんどん空気が入っていける状態です。

でも試験管だと、先っぽを熱する事で

試験管内には上昇気流が起こるので、

新しい空気が加熱部には意外と入って来れないので、

空気と混じりにくいんです。

 

空気があまりない条件で、

硫黄を鉄を混ぜて熱すれば、

ほぼ問題なく硫化鉄ができ上がるのですが

ここに空気がどんどん送り込まれると、

硫黄+鉄 の反応だけでなく

硫黄+酸素とか

鉄+酸素といった

反応(副反応)が起こって、

二酸化硫黄や酸化鉄ができてきます。

酸化鉄は、鉄のさびなど、その辺に転がってるので

害はないのですが、

二酸化硫黄は有害物質。

毒性があるので、吸い込むと危険です。

今回の体調不良の原因は、

二酸化硫黄中毒ではないかな、と思います。

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事故は防げなかったのか?

理科のテストでよくあるのが、

薬品を直接嗅がないとか、

ガスバーナーは正しい順に操作するとか、

安全に実験するための知識を問うものが多いです。

それは、理科実験には危険がつきものだから。

でも、正しく行えば危険は回避できるはず。

理科の教員は、生徒の安全確保を

第一に考えるべきですよね。

たまに大学で実験中に爆発!なんて

ニュースがありますが、

大学は今までやった事のない実験をやる施設だから

未知な危険が潜んでいるのもしょうがないのですが

ド定番の硫化鉄実験でこのような事故というのは

ちょっといただけないですね・・・

 

過去の事故例は?

今年5月2日に、広島大竹市立小方中学校で、

同じく硫化鉄生成実験で生徒が体調不良を

訴え、病院に搬送される事故が起こっています。

この時の実験条件は詳しく報道されていませんが、

おそらく二酸化硫黄が生成したと思われます。

 

また、同じく今年5月10日、

大阪府泉佐野市立日根野中学校で、

硫化水素の発生実験でも体調不良の生徒が

出ています。

この実験は、硫化水素事態が毒性があるので、

換気が不十分だったとか、

実験に使った硫化鉄や塩酸の量が多かったとか、

その辺りの原因が考えられます。

なぜ今月に固まってるのか?という疑問については

公立中学の教育カリキュラムがみんな同じなので

時期が重なるのは当然と言えますが、

今年、こんなに多発しているのは

ちょっと疑問ですね。

どこかの学校で事故が起こったら、

他の学校は気を引き締め直して実験準備を

しそうなものですが・・・

今後このような事故が起こらない事を願います。

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