女王蜂がアルバム「A」を引っさげ、
ツアー「Q」で15の会場を回りました。
そのアルバム「Q」には、「雛市」という曲が
収録されています。
女王蜂の楽曲には、大きくわけて
メジャーデビュー曲、「デスコ」に代表されるような
ダンサブルなディスコミュージックと
自殺、イジメ、売春など、社会のタブーに触れながらも
誰もが少なからず抱いている心の闇を歌った曲の
2種類があると思います。
雛市は、後者ですよね。
実はこの曲、本来の歌詞に手を加えられてリリースしていて、
というのも、日本レコード協会によって、
歌詞の一部が「倫理的に相応しくない」として、
取り下げられたため、
アヴちゃんは泣く泣く、歌詞を変更したそうです。
さて、そんなエピソードを聞くと
どんな歌詞だったっけ?って、
隠された意味を読み解きたくなってきますよね。
また、変更前の歌詞はどんなものだったのでしょうか?
雛市の意味は?
「雛市」って言葉自体、
この曲を知るまで知らなかったのですが、
大辞林によると、
雛人形や、雛祭りに使う道具類を売る市。二月末から三月二日まで開かれた。 [季] 春。
だそうです。
雛人形を売る市で、季語が春・・・
人形を売る(春を売る)と連想すると
なんとなく売春と言うテーマを連想させるタイトルなのかも。
雛市の変更された歌詞は?
冒頭からいきなり。
汗水垂らして三万円
ここはもともと、「僕は一晩三万円」
という歌詞だったそうです。
何となく、「汗水垂らして三万円」の方が
直接的じゃないけど深読みできる感じがして
いい歌詞だなと思うんですが、
直接的な表現を使わず、いかに本来の意味を伝えるか、
かなり悩んで考えて考えて変えたんでしょうね。
[ad#]続いては、2番の
汗水垂らさず十万円
ここは、
「僕は一晩十万円」
だったそうです。
これも、変更後の方が、
かつて汗水垂らしていたのに、
数年が経って手慣れた感じ、成長しちゃった感じが出て
いいと思うんですけどね。
歌っていろいろ想像かき立ててくれるところが
魅力だと思うので。
昔ラブレターに使われていた和歌だってそうですよね〜
そして、最後の箇所。
魔法は一本三万円
ここ、
「注射は一本三万円」
だったそうです。
何の注射だろう。
クスリですかね・・・魔法だし。
以上が、倫理協会に指摘され、
変更した歌詞だそうです。
変更後の歌詞では一人称「僕」が
でてこないので、主人公が女なのかと思った人も
多いとは思いますが、
平たい胸元埋まった
て言う表現があるので、
男の子の話なのかなってのは一応分かりますね。
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