若竹千佐子(芥川賞2018)が小説書き始めたのはいつ?夫や子供についても

にゃこ
小説って、冒頭の部分が一番むずかしいらしいね。

 

おはようございます!えいみーです。

2018年の芥川賞作品が発表されました。

 

話題となっていたSEKAI NO OWARIのSaoriは、

処女作「ふたご」が直木賞受賞候補に選ばれていましたが、

惜しくも逃しましたね〜・・・

 

ふたご
by カエレバ

でも、候補作に選ばれるだけで話題性がすごいし

十分認知されたので、作家としての第一歩としては

悪くないんじゃないかな。

 

一方、芥川賞は63歳の女性、若竹千佐子さんが

見事受賞されました。

「人生の終盤でこんな晴れがましいことが起こるなんて、信じられないというのが最初の気持ちです」

という言葉に、勇気づけられた方も多いのではないでしょうか。

 

何事も、始めるのに遅すぎることなんてないんだな、って

思えますよね。

 

63歳で受賞された若竹さんですが、

執筆活動自体は、いつから始めていたのでしょうか?

 

最近になって初めて、すぐ評価されたのでしょうか?

それとも、若い頃から書いていて、ようやく花開いたのでしょうか?

それを支えてきた家族って、どんな人なんだろう?

 

今日は芥川受賞作家・若竹千佐子さんについて調べてみました。

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若竹千佐子さんのプロフィール・経歴

 

出身地:岩手県遠野市
年齢:63歳
最終学歴:岩手大学

【経歴】
1954年 岩手県遠野市に生まれる。現在63歳。
岩手大学卒業後、教員となる。
27歳で結婚し、上京。専業主婦に。
31歳から千葉に在住。

2017年処女作「おたおらでひとりいぐも」で第54回文藝賞受賞、第58回芥川賞候補となる。
2018年、第58回芥川賞受賞

 

結婚して上京するまでは、ずっと地元・岩手で暮らしてきたようです。

なので、高校も岩手の公立校に進学されているのだと思います。

 

大学は国立岩手大学の教育学部で、

大学卒業後、臨時採用の教員を5年間務め、

結婚を機に上京。

 

それ以降は関東にずっと住んでおられるようです。

 

 

若竹千佐子の夫や子供はどんな人?

 

63歳で小説家として大成するには、

もちろん家族のサポートが不可欠だったと思います。

 

どんなご家族なのか、調べてみたところ、

なんと、ご主人は若竹さんが55歳の時に亡くなられたそう。

ご主人は57歳、脳梗塞だったそうです。

 

あまりにも早すぎる死に、悲しみのどん底に落ちた若竹さんですが、

息子さんのすすめで、小説家講座に通うようになったそう。

 

というのも、小説家になるというのは、

若竹さんの幼い頃からの夢だったそうなのです。

 

息子さんがそれを知っていて、なお勧めるということは

小さい頃からの夢を子供達にも伝えていて、

かなり本気だったし、大人になった今でも諦めきれなかったんでしょうね。

 

その時の息子さんのアドバイスがなかったら、

今回の芥川賞受賞もなかったし、

息子さん、グッジョブ!ですね。

 

天国のご主人も、喜んでることと思います。

 

 

若竹千佐子が小説を書き始めたのはいつ?

 

5歳のとき夫を亡くして、小説講座に通い始めたころ、

ということになりますね。

そこから約7年で文藝賞に選ばれ、みごと芥川賞に輝きました。

 

「もっと早くに書き始めてれば、もっとすごい作家さんになったんじゃ・・・」

なんて声も聞こえてきそうですが、

今書いたからこその受賞なんだと思います。

 

というのも、受賞作の内容を見れば一目瞭然?

 

芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」の内容は?

 

74歳の桃子さんが主人公。

夫に先立たれ、子供2人を育て上げ、

一人になった桃子さんの一人暮らしが描かれます。

74歳、ひとり暮らしの桃子さん。夫を早くに亡くし、子供とは疎遠。そんな桃子さんの身体の中で、ある日、沸き上がって来た「声」とは?

 

おらおらでひとりいぐも 第158回芥川賞受賞
by カエレバ

 

これを見ると、若竹さん自身の境遇と重なる部分がありますが

「子供と疎遠」というところは、実際とは違いそうですね。

 

いずれにしても、実際に夫を亡くし、いやでも自分と向き合う時間が増えた

若竹さんの境遇がなければ、この作品は生まれなかったと思います。

 

小説家って、実力があっても埋もれちゃって評価されなかったり

努力だけでどうにもならない職種の分、

チャレンジするのも難しいことだと思います。

 

でも、若竹さんの場合は、そんなこと考えず、

「ただ書く」という選択肢しかなかったから、

迷いがなかったんじゃないかな、とも思います。

 

 

芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」の意味は?

 

宮沢賢治の詩に、このフレーズが出てきます。

 

東北(岩手)の方言で、

「私は私で、一人逝くけれども」

宮沢賢治は「一人で死んでいく」という意味で使っています。

病床で詠んだ詩でしょうね。

 

転じて、若竹さんは、これを

「一人で(生きて)いく」

という意味でタイトルにしたようですよ。

 

 

さっそく、作品を読んでみたいと思います。

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by カエレバ

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