NHKサッカーテーマソングであり、
2018年の締めくくりである紅白歌合戦でも披露される
suchmosのVOLT-AGE
毎度毎度オシャレが過ぎて
特に歌詞聴きこまずに楽しんでしまうことが多いんですが
サッカーチーム、リヴァプールFCの大ファンであるヨンスが
サッカーのテーマソングとして書き下ろした曲となれば
かなり歌詞にも深い意味が込められているのではないかと気になります!
タイトルや歌詞に込められた意味について
紐解いていきたいと思います。
目次
タイトルVOLT-AGEの意味は?
気になったのがタイトル。
VOLTAGE(ボルテージ)は日本語でも使うので
なんとなく意味はわかりますよね。
正確には「電圧」の意味です。
でも、VOLTAGEではなく、あえてハイフンを入れたのには
どんな意味があるのでしょうか?
これは今回の日本代表もそうなんですけど、
だいたい僕らと歳の変わらない世代が中心になって活躍しているので。
「これから先の世の中を牽引していくのは絶対俺たちだ」
という自覚が最近できてきたし、
選手たちもそうだと思うし、
きっとピッチを離れてテレビで応援している人たちも
そうだと思うので、自分たちの世代感というか、
この先のことをちゃんと考えていくぞというのも含めた
タイトルになっています。(タイトルに込められた意味について) 」
—YONCE(J-WAVE「SAISON CARD TOKIO HOT 100」より)
これはヨンスがラジオJ-WAVEの番組で語ったこと。
これ読んでもいまいちよくわからなかったんですがw
世代感ということから、世代=AGEとも取れるように
ハイフンで分けてるのかな、と思いました。
また、VOLTには電圧の「ボルト」という意味もありますが、
回転するという意味もあるそうです。
つまり、世代を巻き込んで牽引してくぞ!
んで、ボルテージ上げてくぞ!的な意味が込められてるのかなーと。
カタカナで「ボルテージ」だとなんかダサい気もするけど
VOLT-AGEって書かれたらオシャレな感じ〜
VOLT-AGEの歌詞の意味は?
感じ取り合うのさ
漂うリズム
譲れぬイズム
月さびの世界
ひとりで歩く人たちのオペラCanting now(応援歌が聞こえる)
風が吹けば
Show must be going on(ショーが始まってるに違いない)
四六時中できるわけじゃない
On the pitch(ピッチの上で)
聞こえるだろう
You’ll never walk alone(君は決してひとりで歩くことにはならないよ)
Across the space(宇宙一面の)
星の数のように心つなぐのは
そのHeartbeat, heartbeat(鼓動)
The heartbeat by your side(君のすぐそばの鼓動)
答えを出すのは
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side
弾む星の音
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side血を流さぬように
歌おうぜメロディ
自由のメロディ
手に取るのはギター
最新型のセオリー
We never take any arms(俺たちは武器は一切持たないぜ)心つなぐのは
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side
置き去りにする
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side
答えを出すのは
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side
弾む星の音
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your sideCanting now
風が吹けば
Show must be going on(ショーが始まってるに違いない)
Sunrise blue(日の出の青)
褪せたデニムのようにOn the pitch(ピッチの上で)
聞こえるだろう
You’ll never walk alone(君は決してひとりで歩くことにはならないよ)
Across the space(宇宙一面の)
星の数のように心つなぐのは
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side
答えを出すのは
そのHeartbeat, heartbeat
The heartbeat by your side
Chanting now
chantは、サッカー界では応援歌を歌うという意味。
直訳すると
chanting now=今応援歌を歌っている
ですが、みんながサッカーを見ながら応援歌を歌っている場面を指すと思われるので
「応援歌が聞こえる」と訳しましたが、ちょっと距離を感じるかも?
「オーディエンスが一斉に応援歌を歌ってるよ!」
「オーディエンスの盛り上がりを感じる」
くらいのテンションでも良かったかな^^;
Show must be going on
ショーとありますが、サッカーの話なので
スーパープレーのことを指すでしょう。
スーパープレーが飛び出したので、
Chantingが起こったんでしょうね。
On the pitch
ピッチとは、サッカー用語でフィールドのこと。
つまりピッチ上にいるのはプレー中の選手ですね。
You’ll never walk alone
ここは、2つの掛け言葉になっています。
まず、冒頭の歌詞で
「ひとりで歩く人たちのオペラ」
とあって、
You’ll never walk alone(君は決してひとりで歩くことにはならないよ)
と来るので、
対比していることがわかります。
また、有名なサッカーのアンセムに
You’ll never walk aloneという歌があるんです。
実際にサッカーの試合で歌ってる映像がこちら。
このアンセムを知っていると、
この歌詞がよりグッと来ます!
The heartbeat by your side
直訳すると「君のそばの鼓動」。
一番近くの鼓動だから、自分自身の鼓動?
でも、sideってことは自分の中ではないので、
隣の人や仲間を意味しているのかな、と思いました。
We never take any arms
これまで、サッカーのテーマソングは
愛国心を露わにし、敵に勝つぞー!という
メッセージ性の強いものが多かったのですが
suchmosのVOLT-AGEは、
そういった要素があまり盛り込まれていない特徴があります。
どちらかというと、敵も味方も仲良く
フェアにプレーを楽しもうぜ、というメッセージが強い。
直前部分の歌詞
血を流さぬように
歌おうぜメロディ
自由のメロディ
手に取るのはギター
最新型のセオリー
にもあるように、平和的メッセージが込められてるんですね。
つい試合で熱くなると、
選手同士で喧嘩みたいになったり
ジャッジに食ってかかって退場になったり
サポーター同士も暴動が起こったり
そういう試合は見てて悲しいものだって
ヨンスは強く思ってたんでしょう。
サッカーの大ファンだからこそ、
“最新型のセオリー”が通用する気がします。
Sunrise blue
サンライズ・ブルー。
デニムの色の名前のようですが、
サンライズ=日の出
ブルー=サムライブルー
日本のサッカーチームのことが暗示されています。
ヨンスは、ライブでも
自分のダンスを踊ってね!
って言うんですよ。
(日本人が苦手なやーつ)
だから、曲の解釈も、聞いた人が
それぞれに解釈してくれていいと思ってると思います。
今回の解釈は私個人のものなので、
別の解釈ができたら、それでいいんだと思います。
ずっと応援してた彼らが
紅白に出るのが今からすごく楽しみです!
コメントを残す